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掛け捨て型の死亡保険とは?メリット・デメリットや選び方を解説

掛け捨て型の死亡保険とは?メリット・デメリットや選び方を解説

死亡保険には「掛け捨て型」と「貯蓄型」の2種類があり、それぞれ異なる特徴を持っています。死亡保険を選ぶ際は、どのようなリスクに備えるために死亡保険を検討するのかを明確にし、その目的に合った保険を選ぶことが大切です。

この記事では、掛け捨て型の死亡保険のメリット・デメリットや選び方、どんな人に向いているのかを解説します。

辻田 陽子(つじた ようこ)

この記事の監修者
辻田 陽子(つじた ようこ)

FPサテライト株式会社所属 1級ファイナンシャル・プランニング技能士。税理士事務所、金融機関での経験を経て、「好きなときに好きな場所で好きなことをする」ため房総半島へ移住。現在は地方で移住相談や空き家活用に取り組みながら、ファイナンシャルプランナーとして活動中。

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掛け捨て型の死亡保険とは

死亡保険には、大きく分けて「掛け捨て型」と「貯蓄型」の2種類があります。ここでは、掛け捨て型の特徴や貯蓄型との違いについて解説します。

掛け捨て型の特徴

死亡保険の「掛け捨て型」とは、一般的に保険期間が決められている「定期保険」のことをいいます。契約時に定めた保険期間中に死亡したり所定の高度障害状態と認められたりした場合に、保険金が支払われます。

保険期間が満期を迎えた際の満期保険金がなく、保険期間の途中で解約した場合の解約返戻金がないか、あってもごくわずかであることから「掛け捨て型」と呼ばれています。

たとえば、保険期間が10年の定期保険を契約した場合、期間内に死亡または所定の高度障害状態と認められれば保険金が支払われますが、無事に満期を迎えた場合は保障がなくなり、支払った保険料も返ってきません。

そのため、貯蓄型の保険と比較して保険料が安く設定されており、死亡などのリスクに備えて大きな保障を得られる点が特徴です。保険料の負担を抑えつつ、万一の時に家族にまとまった保険金を残すことができます。

貯蓄型との違い

一方「貯蓄型」の死亡保険は、死亡保障と貯蓄の両方を兼ね備えています。保険料の一部が積み立てられ、満期時や解約時にお金を受け取れる点が特徴です。

〈図〉貯蓄型の死亡保険と掛け捨て型の死亡保険の保険料のイメージ

掛け捨て型の死亡保険と貯蓄型の死亡保険の主な違いは以下のとおりです。

〈表〉掛け捨て型の死亡保険と貯蓄型の死亡保険の主な違い

  掛け捨て型 貯蓄型
保険料 比較的安い 比較的高い
解約返戻金 なし、またはあってもごくわずか あり
満期保険金 なし あり(満期の設定がある場合)
加入の主な目的 保険料を抑えながら大きな保障がほしい 計画的に資産形成をしつつ保障にも備えたい

掛け捨て型の死亡保険のメリット・デメリット

掛け捨て型の死亡保険は、保険期間が一定期間に限られるため、ライフステージに応じてその時々に必要な保障を選択することが可能です。しかし一方で、デメリットもあります。ここでは、掛け捨て型の死亡保険のメリットとデメリットを紹介します。

掛け捨て型のメリット

掛け捨て型の死亡保険には以下のようなメリットがあります。

  • 月々の保険料が安い
  • 一定期間の大きな保障を確保できる
  • 保障内容を見直しやすい

掛け捨て型の死亡保険は、貯蓄型と比べて保険料が安く設定されています。少ない保険料で大きな保障を確保できる掛け捨て型死亡保険はメリットがあるといえるでしょう。

また掛け捨て型の死亡保険は、契約時に定めた保険期間のみ保障が得られます。保険期間満了時には新たな保険への加入を検討しなければなりませんが、子どもの進学や独立、親の介護など、定期的に自分たちのライフステージに合った保障内容へと見直しがしやすいとも言えます。

掛け捨て型のデメリット

一方、掛け捨て型の死亡保険には、以下のようなデメリットがあります。

  • 解約返戻金や満期保険金がない
  • 保険期間が終了すると保障がなくなる
  • 更新時に保険料が上がる可能性がある

掛け捨て型の死亡保険は、満期を迎えても満期保険金がなく、解約時の解約返戻金がないか、あってもごくわずかです。そのため、無事に満期を迎えたり途中で解約したりした場合は、それまで払い込んだ保険料はほとんど返ってきません。

また、満期になると保障がなくなるため、保障を継続したい場合は、更新するか新たな保険の加入を検討しなければなりません。その際は、同じ保障内容でも年齢が上がる分、保険料が上がるのが一般的です。健康状態や年齢によっては新たな保険に加入できない可能性がある点に注意が必要です。

掛け捨て型の死亡保険が向いている人

死亡保険を検討する時、掛け捨て型と貯蓄型のどちらを選べばよいのでしょうか。公益財団法人生命保険文化センターの調査によると、掛け捨て型志向が27.8%であるのに対し、貯蓄型志向は62.8%と、貯蓄型を希望する人が6割以上を占めるという結果になっています(*1)

一般的には、掛け捨て型より貯蓄型の死亡保険に加入したいと考える人が多いようですが、自分にはどちらが合っているのだろうと迷う人もいるでしょう。

ここでは、掛け捨て型の死亡保険を検討するほうがよい人、貯蓄型の死亡保険を検討するほうがよい人の特徴を、それぞれ紹介します。

掛け捨て型の保険がおすすめな人

つぎのような人は、掛け捨て型の死亡保険が向いているといえるでしょう。

  • 保険料の負担を抑えながら大きな死亡保障を確保したい人
  • 一定期間の保障を充実させたい人
  • 老後資金を保険ではなく、別の方法で確保したい人

掛け捨て型の死亡保険は、貯蓄型の死亡保険に比べて保険料が割安です。そのため、月々の保険料を抑えながら、一定期間の手厚い保障を受けたい人に向いています。

また教育資金や老後資金などをほかの手段で確保し、万一の保障のみを求める人は、割安な保険料で加入できる掛け捨て型が向いているといえるでしょう。

掛け捨て型より貯蓄型が向いている人

一方、貯蓄型の死亡保険に向いている人の特徴は以下のとおりです。

  • 長期的な資産形成と保障を両立したい人
  • 解約返戻金や満期保険金を活用したい人

万一の場合に備えて死亡保障を準備しつつ、計画的に資産形成をしたいという人は貯蓄型の死亡保険が向いているといえます。

たとえば、「子どもの教育資金を用意したい」「老後の生活資金を準備したい」といった目的がある場合、資金が必要な時期に満期のタイミングを合わせることなども可能です。ただし商品によっては、満期保険金が払込保険料の総額を下回る場合があるため、保険商品の内容はしっかりと確認しておく必要があります。

掛け捨て型の死亡保険の選び方

掛け捨て型の死亡保険をどのように選べばよいか悩んでいる人もいるでしょう。ここでは、選ぶ際の3つのポイントについて説明します。

〈図〉掛け捨て型の死亡保険を選ぶ際の3つのポイント
保障期間 ライフイベントや家族の状況を考慮して、保障が必要な期間を検討する
保険金額 住宅ローンの残債や教育費などを考慮して遺された家族に必要な保障額を設定する
保険料 保障と保険料のバランスを踏まえて支出できる金額に設定する

保障期間

掛け捨て型の死亡保険は、保障期間が設けられている「定期型」が一般的です。保障期間の設定には、10年や20年など保険期間が一定の年数となる「年満期」と、60歳、70歳のように一定の年齢までの「歳満期」があります。

掛け捨て型のメリットは、一定期間の保障を手厚くできることにあります。「子どもが独立するまで」「住宅ローンを完済するまで」など、ライフイベントや家族の状況を考慮して、保障が必要な期間を検討するとよいでしょう。

保険金額

被保険者が死亡した後で「遺された家族が生活するために必要な金額」から「公的保障などの入ってくる金額」や「遺族の収入」などを差し引いた金額が必要保障額となります。

子どもの生活費や教育費がかかる間は必要保障額が高くなりますが、住宅ローンを組んだ際に団体信用生命保険に加入していれば、住宅ローン残債分の必要保障額は下がります。

また、一般的に必要保障額は年々減少していくため、保険期間が経過するごとに保障が減っていく逓減型保険なども選択肢のひとつとなるでしょう。

保険料

保障内容は手厚いほど安心ですが、保障を充実させればその分月々の保険料負担も大きくなります。必要保障額から検討することも必要ですが、無理なく支払える保険料を設定し、家計とのバランスを考えながら保険料の予算を決めましょう。

また、基本的に死亡保険の保険料は、若いほど月々の保険料が安くなるしくみになっています。将来のリスクに備えて、若いうちから死亡保険の加入を検討しておくとよいでしょう。

掛け捨て型の死亡保険で大きな保障を確保しよう

掛け捨て型の死亡保険で大きな保障を確保しよう

掛け捨て型の死亡保険は、保険料の負担を抑えながら、必要な期間だけ大きな保障を得られるというメリットがあります。一方、満期保険金や解約返戻金が基本的にない点や、更新時に保険料が上がる点などがデメリットとしてあります。

死亡保険を検討する際は、掛け捨て型、貯蓄型のそれぞれの特徴やメリット・デメリットを比較して、自分たちの目的に合った保険を選ぶことが大切です。家族の状況やライフステージを確認し、保険に加入する目的を明確にしたうえで、自分たちに合った死亡保険を検討しましょう。

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