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健康に不安がある方へ

持病があっても入りやすい医療保険の選び方
正しく理解して自分に合った保険を選択しよう!

「医療保険の加入を検討したいけど、持病があるから難しそう……」そう考えていないでしょうか。確かに、保険に加入する際には告知義務があるため、難しいイメージがあるかもしれません。しかし実際は、持病があっても加入しやすい保険もあります。大切なのは、保険の選び方。正しく理解して、自分に合った保険を選びましょう。

持病とはどんな病気?

持病とはどんな病気?

「持病がある」そういう方も多いと思いますが、そもそも持病とはどういう状態を指すのでしょうか。一般的には、いつまでもなかなか治らない病気のことを指し、慢性的なものや、長期にわたる継続的な治療を必要とする病気のことを言います。

病気の種類によっても、保険の加入のしやすさは異なります。

保険に加入する際に、影響を及ぼす持病にはどんな病気があるか、代表的なものを確認してみましょう。
※生命保険会社あるいは生命保険商品によっては異なるケースもあり、あくまで一般的な分類です。

  • 通常の医療保険でも加入できる可能性がある持病
    • 高血圧
    • 高脂血症
    • 胃潰瘍
    • 喘息
  • 通常の医療保険は難しくても、ほかの保険なら加入できる可能性がある持病
    • がん
    • 心臓病
    • 肝硬変
    • 糖尿病(合併症あり)
    • 腎不全

持病があっても、加入しやすい保険はあるため、あきらめる必要はありません。同じ持病でも、保険会社によっては加入できることがあります。

持病があっても入りやすい医療保険の選び方

持病があっても加入しやすい医療保険を選ぶ際には、以下の点に注意しましょう。

  • 保険期間
  • 支払削減期間の有無
  • 告知の必要有無
  • 加入可能な年齢

持病がある人ほど、保険の大切さが身に染みているのではないでしょうか。「持病は保障されなくても、ほかの病気に備えたい」「持病の悪化で医療費の負担が増えても、保険で治療費等を補うことで金銭的な不自由がないようにしたい」など、医療保険に加入する目的は人それぞれです。4つの保険の選び方を参考に、自分の目的に合った保険を選択しましょう。

保険期間

保険には、保険期間があります。入院などの保険事故発生時に保険会社が給付金の支払いを保障する期間のことです。しかし、保険会社や保険商品によって保険期間の設定は異なります。

10年など一定の期間や、60歳までなど年齢で保険期間を区切った保険もある一方で、保障が一生涯続く保険もあります。保険期間を区切った保険は一般的に保険料が安く、更新時に保障内容の見直しができることがメリットです。ただし、保険期間満了時に更新または新たな保険に加入することになります。保険料は更新時あるいは新規加入時の年齢および保険料率によって決まりますので、一般的に保険料は上がります。
また、再度新たな保険に加入する場合、そのときの健康状態によっては加入が難しくなることがあるので注意しましょう。

給付金支払削減期間の有無

保険会社は、一定期間、給付金を減額または支払わない期間を設け、健康に不安がある人でも保険に加入しやすくしていることがあります。この一定期間給付金を支払わない期間が「支払削減期間」です。

支払削減期間は、保険会社によって年数や削減される給付金の割合が異なるため、注意が必要です。しかし、条件付きでも医療保険で保障を持つことができるメリットは大きいでしょう。持病や既往症がある人にとっては、支払削減期間の有無が保険選びのポイントになります。

告知の必要有無

保険加入時には原則、健康状態の「告知」が必要になります。告知項目は、保険会社や保険の種類によって異なるため、告知項目を押さえておくことは重要です。例えば、「最近3か月以内」「過去2年以内」「過去5年以内」などの健康状態や入院・手術・治療・投薬歴、健康診断結果などの指摘の有無などが問われます。

多くの保険会社で持病や既往症があっても保険が入りやすいように引受基準緩和型の保険商品を用意しています。告知の内容を限定し、引受基準を緩くして保険に入りやすくしているのです。しかし、保険料が割高となり、「支払削減期間」が設けられていることもあるので確認が必要です。
告知項目の内容をよく検討し、「自分の持病の入院歴や投薬歴が告知項目に該当するかどうか」をチェックして、加入できる保険を選ぶのがポイントです。

加入可能な年齢

加入できる年齢には、上限があるため、保険に加入しようと思っても年齢で制限されてしまい加入できないことがあります。最近では、85歳までお申し込みできる医療保険もあるため、保険加入の際には加入可能な年齢もよく確認しましょう。

「万が一の事故や病気に備えたい」と考えて医療保険に加入する人が多いかもしれません。加入を考える際には、自分のライフプランに合わせて加入することが重要です。「結婚しているのか」「介護が必要なのか」「あと何年で定年になるのか」など、最適な保障内容は年齢によって変わってきます。

また、保険は年を重ねてから加入すると保険料が高くなることにも留意しなければなりません。加入する年齢によって、加入できる保険の保障内容や保険料が異なるため、加入可能な年齢も保険選びのポイントになります。

持病がある人でも入りやすい医療保険

持病がある人でも入りやすい医療保険

持病や既往症がある人でも、病気の種類や程度によって通常の保険に加入できる可能性もありますが、通常の保険に加入できなかった人は、告知の内容を限定し、引受基準を緩和している「引受基準緩和型」の保険を検討してはいかがでしょうか。

引受基準緩和型

「引受基準緩和型」とは、保険に加入する際の告知事項を3つ程度に限定、かつ保険の引受基準を緩和して加入しやすくしている保険です。引受基準緩和型の主なメリットとデメリットを解説します。

  • 「引受基準緩和型」のメリット
    • 告知事項は少なく、基本的には告知事項にあてはまらなければ加入できる
    • 通常の医療保険に加入できない人でも加入できる可能性がある
    • 持病が悪化した場合や、過去にかかっていた病気が再発した場合も保障の対象なることがある
  • 「引受基準緩和型」のデメリット
    • 通常の保険に比べて保険料が割高になる
    • 加入から一定期間内に支払事由に該当した場合、給付金額が50%に削減されるなどの支払い削減期間がある商品もある
    • 特約の種類が、ほかの保険に比べ少ない(または特約保険料が割高になる)ことが多い

持病があっても入りやすい医療保険のメリット

持病があっても入りやすい医療保険のメリット

通常の医療保険に加入するときには、保険会社の審査が必要です。これまでに大きな病気をしたことがない健康な人は、何の問題もなく医療保険に加入することができるでしょう。しかし、持病がある方は保険に加入することが難しくなります。引受基準緩和型の保険は、健康状態に問題があっても加入できる可能性がある点が大きなメリットです。

持病があっても入りやすい医療保険のデメリット

持病があっても入りやすい医療保険のデメリット

第一に、通常の医療保険に比べて「保険料が割高になること」は大きなデメリットです。持病がある人は、「将来悪化するリスク」「再発リスク」があるため、リスクが高い人に対する保険料はどうしても割高になります。

また、商品によっては支払削減期間により「一定期間の保障がない」「減額される」といったことはデメリットになります。

通常の医療保険でも、「割増保険料」や「特定部位・疾病不担保」などの特別な条件を付けて加入できることがあります。加入の審査の条件は、保険会社や商品によって異なるため、複数の保険商品を調べることで、加入できる保険が見つけられる可能性はあるでしょう。

また、持病が治癒または軽減して数年経過すれば、保険に加入できる可能性もあります。保険料が割高の保険に加入していたとしても、定期的に保険の見直しを行うことで条件の良い保険に加入できることがあるため、あきらめずに条件がよい保険を探し続けることは大切です。

持病を隠して保険加入するリスク

持病や既往症を隠して保険に加入するのはやめましょう。

保険契約時の告知書には、ありのまま正確に告知する義務があります。また、保険会社は、給付金請求時に診断書などから過去の病気における因果関係の調査を行うため、医療機関での診断内容を問い合わせることもあります。

軽い病気で、うっかり告知書に記載を忘れた場合なども、気がついた時点で保険会社に相談し、告知内容に間違いがないように気を付けなければなりません。

持病がある人も万が一のために保険への加入を検討しよう

持病がある人も万が一のために保険への加入を検討しよう

年齢を重ねるにつれ健康に関する不安が募るもの。万が一の際に「保険に入っていれば安心」とは思うものの、持病があるので入るのが難しいと考えている人も多いでしょう。

しかし、持病がある場合でも入りやすい医療保険はあります。その一つが引受基準緩和型の保険です。そのときの健康状態を告知したうえで、要件をクリアできれば医療保険へのお申し込みが可能となります。さまざまな特約が用意されている商品もあり、必要に応じて選ぶことが可能です。

健康に不安を抱えていて、「入院や手術への保障が欲しい」そう考えている方は万が一のことを考えて医療保険への加入を検討してはいかがでしょうか。

執筆ライター 加治 直樹

執筆ライター
加治 直樹 さん

銀行員を経てFP として独立。銀行員時代は数多くの中小企業向けに決算書の財務から会社の問題点洗い出しなど、企業経営に関連する幅広い業務を請け負う。現在は、中小企業向けに経営コンサルや管理業務の支援を行う傍ら、企業・個人問わず金融・保険・住宅ローン等をテーマにした説明会などを開催し、講師・コンテンツ(説明会資料など)作りを行う。

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